小値賀町は長崎市内の西、五島列島の北部に浮かぶ小さな島。火山の噴火によって出来た島で、今でも海岸には火山を思わせる赤い砂が残されています。
長崎からのアクセスは難易度が非常に高いのですが、雄大で美しい独特の景観、なだらかな地形と遠浅の海、海岸の美くしさから島のほとんどが「西海国立公園」に指定されているほど。懐かしい日本の原風景が残る島として「日本で最も美しい村」にも選ばれており、行く価値がある島なのです。
小値賀町は、大小17の島々で形成されています。集落があるのはそのうち7つの島で、メインとなる小値賀島以外に注目なのは、世界文化遺産がある「野崎島」。簡易宿泊施設「野崎島自然学塾村」の管理者以外は無人の島となっています。
小値賀町には、高層ビルも賑やかなリゾート施設はおろか、コンビニもありません。ただ、海と山から得られる恵みと優しい島民の方々の笑顔、食材で味わう四季があり、心が満たされていくのを感じるでしょう。
小値賀島には、理想の田舎暮らしが味わえる「古民家ステイ」があります。古民家と言っても、使いやすいように改装された快適な古民家で、1棟貸し切りのスタイル。友達やサークルの仲間で借りて宿泊するのがいいですね。
小値賀島から、さらに船で30分のところにある野崎島では、かつてキリシタンたちが住んていた島。学校の旧校舎を利用した簡易宿泊施設の「野崎島自然学塾」の塾長さんが住んでいるだけの「ほぼ無人島」。この島には、 17世帯の信者たちが数年に亘る倹約生活で資金を貯めて建てたといわれている「旧野首教会が」静かに佇んでいます。
現在は教会としての機能はありませんが、教会建築の第一人者である鉄川与助による初期のレンガ造の建築様式、歴史的背景を感じることができます。
野崎島には、かつての住民たちが住んでいた住宅が廃墟として残り、そこに自然の鹿が数多くやってきます。また、施設から徒歩2時間ほど山の中を歩いて到着する「王位石」も必見。
しっかりとした山登り装備と体力が必要ですが、王位石の周辺では方位磁針が狂ってしまうという不思議な現象を体験できるでしょう。
野崎島の夜は、波の音と風の音、遠くから聞こえる鹿とイノシシの鳴き声のみが聞こえる環境。特に疲れ果てたIT技術者の方に、自分の心の声を聞けるオススメのポイントです。
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